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ささやかだけど かけがえのないこと。

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ささやかだけど かけがえのないこと。

残された時間は短い。
そう感じたときが 人生の「結び」を始める時。
今、あなたは、大切な人の 負担になりたくないと
思っているかもしれません。

自分の体がもどかしく自分自身のことが 好きになれないかもしれません。
でも今だから あなたの大切な人のために 大切なあなた自身のために できることがあります。

窓を大きく開けて 新しい風を感じること。
降りそそぐ柔らかな光を 体じゅうで楽しむこと。
花や緑の鮮やかな色を心やすらぐ紅茶の香りを子供たちの笑い声やつないだ手のぬくもりを心から愛おしむこと。

ささやかだけれど かけがえのないこと。
その一つ一つ、一瞬一瞬を大切な人と分かち合い深く胸に刻めるように ゆいの希がお手伝いできればと思います。

進行がんなどの方が大切な人と過ごす家

ゆいの希は、進行がんなどの病気の方が、残された日々を悔いなく安心して過ごすための家。人生の総仕上げへと向かう時期を「結びの時」ととらえ、かけがえのない人生を結び、大切な人との絆を結ぶお手伝いをします。ここでは、付き添われる方も一緒に健康的でおいしい食事が楽しめ、リラックスルームでは料理をしてみんなで食卓を囲むこともできます。もちろん、時には一人で静かに過ごすことも。我が家と思えるような場所でありながら、自宅以上に多くのサポートが受けられます。

限りある時間をかけがえのない時間に

悲しみや苦しみと共に向き合い、寄り添って生きる。限りある時間を、愛と感謝に満ちたかけがえのない時間にするために。安心できる環境の中で、共にいる幸せを最後まで感じられるよう、ゆいの希がお手伝いします。

結びの時を支える仲間(サポーター)がいる

サポーターとは、結びの時を支えるご家族やご友人のこと。でもサポーターの方々にも支えが必要な時があります。そんな時、ゆいの希のスタッフもサポーターの一員として想いを共有し、困難な時を乗り越える支えとなります。

「ゆいの希」という名前に込めた願い

「組紐(くみひも)」は、複数の細い糸を斜めに交差させて一本のひもに仕上げたもの。その歴史は古く、縄文時代にまでさかのぼると言われています。組紐は世界中に存在しますが、日本では絹糸の生産に適した風土と貴族文化が融合し、独自の豊かな組紐文化が生まれました。古来、ひもは「人の魂をつなぐもの」という意味があり、産着から死装束まで、全ての衣服はひもで結ばれました。別名「緒(お)」とも呼ばれ、生まれた赤ん坊についている臍帯を「へその緒」、人が息絶えることを「玉の緒が切れる」などと表現しました。また、組紐から作られる結びにはそれぞれに意味があり、全国の神社仏閣や祭りなどにも多用されています。

「ゆいの希」は、人生の終末期を「結びの時」ととらえ、日本人の死生観と密接な関わりがある組紐をイメージして命名しました。結びの途上で経験するすべてのことは、残される人たちにとっては人生の大事なレッスン。そして、最高で最上の贈りもの。どうかゆいの希で過ごす日々が、お互いの心を結ぶ、かけがえのない時間となりますように。

ゆいの希 代表
日本消化器病学会専門医・
日本肝臓学会肝臓専門医・認定内科医

玉井たまい知英ちえ

Q なぜ、「ゆいの希」を作ろうと思われたのですか?

病気を治す治療が困難な時も、人生を豊かにすることはできると思っています。
これまで多くのがん患者さんとご家族に接する機会を頂きました。今後の過ごし方について相談する時、必ずと言って良いほど患者さんが口にされた言葉が「家族に迷惑をかけたくない」でした。
病気と闘い、ご自分のことで精一杯のはずなのに、一番の心配はご家族への負担なのです。人間の強さと優しさを感じるとともに、大切な人だからこそ頼りたくても頼れない葛藤を感じました。
残された時間を「申し訳ない」ではなく、「人生を結ぶための時間」として過ごしてほしい。そして寄り添う方たちには、大切な学びや貴重な思い出の時間として過ごして頂きたい。そんな思いから「ゆいの希」は生まれました。

Q ご自宅で過ごされるのと「ゆいの希」の生活は何が違うのですか?

訪問による医療・看護・介護サービスが利用できるのは同じですが、ゆいの希ではステーションが併設されており、よりご利用頂きやすい環境となっています。
ゆいの希は、誰とどう過ごすかがご自宅以上に自由です。ご自宅はかけがえのない場所ですがご自宅ならではの制約もあります。寄り添う方が限定されるため負担が集中しやすく、また同居されていないご家族やご友人にとっては気遣いからかえって会いに行きにくい場合もあります。
例えば、ご友人とカフェでお茶をする。ご親戚とはリラックスルームで団欒する。過ごせる場所が居室以外にも選べるので、より多くの方と負担なく過ごしていただけるのです。
決まった方だけでなく、ご親戚、ご友人、施設スタッフなど多くの人が関われる環境だから、より豊かな「結び」が生まれやすいと考えています。

Q ゆいの希のスタッフが大切にすることは何ですか?

ゆいの希のスタッフには、看護・介護・カフェスタッフといった役割にとどまらない働きを求めています。愛情のこもった関わりが「結びの時」を豊かにするからです。
思いを伝え合い、分かり合うことは、実は親しい関係ほど難しいもの。程よい距離感を保てるスタッフにだからこそ心を開いて話して頂けることもあります。思いを聴き、その思いを結ぶ方法を常に考えながら「結びの時」をお手伝いしていく。それがゆいの希の誇りです。
ゆいの希で生まれる「結び」を通じてスタッフも多くを学ばせて頂き、「結びの時を支えるプロ」としてスタッフは成長し続けます。

PROFILE

玉井 知英
CHIE TAMAI

ゆいの希代表。平成14年大阪大学医学部医学科を卒業。兵庫県立西宮病院内科・大阪府立成人病センター(現大阪国際がんセンター)肝胆膵内科にて肝臓癌・肝炎治療に従事した後、同病院心療緩和科にて緩和ケアチームに所属。平成23年より玉井整形外科内科病院内科医師として勤務。
趣味 アロマセラピー・日光浴