ゆいの希

こんな思いで働いています

お問い合わせ・資料請求お問い合わせ・資料請求

コンセプト

ささやかだけど かけがえのないこと。

  1. ホーム
  2. コンセプト

ささやかだけど かけがえのないこと。

残された時間をどう過ごそうか。
そう感じたときが 人生の「結び」を始める時。
今、あなたは、大切な人の 負担になりたくないと
思っているかもしれません。

自分の体がもどかしく自分自身のことが 好きになれないかもしれません。
でも今だから あなたの大切な人のために 大切なあなた自身のために できることがあります。

窓を大きく開けて 新しい風を感じること。
降りそそぐ柔らかな光を 体じゅうで楽しむこと。
花や緑の鮮やかな色を心やすらぐ紅茶の香りを子供たちの笑い声やつないだ手のぬくもりを心から愛おしむこと。

ささやかだけれど かけがえのないこと。
その一つ一つ、一瞬一瞬を大切な人と分かち合い深く胸に刻めるように ゆいの希がお手伝いできればと思います。

進行がんなどの方が安心して暮らせる家

ゆいの希は、進行がんなどの方が、安心して暮らせるように作られた家。体調にあわせたケアを受けながらも、カフェでお茶を楽しんだり、お庭で季節を感じたり。ご自宅のように自由であなたらしい生活をすることができます。

「ご家族にも優しい」にこだわった空間

何よりかけがえのないもの。それはきっと「大切な人と過ごす時間」。だから、ゆいの希は「ご家族にも優しい」にこだわりました。あたたかいお食事、ゆったりとしたベッドとお風呂で、ご家族も一緒にくつろいでいただけます。

病気があっても守りたい人がいる

病気があっても、大切な人を思う気持ちは同じ。でも、守りたい人だからこそ、思いを伝えられない時や、頼ることができない時があります。そんな時は、ゆいの希スタッフにお手伝いさせていただきたいのです。経験豊かな看護師とケアワーカー。穏やかなカフェのスタッフ。病気だけを見るのではなく、あなたの生活や大切にしている思いまでサポートしたいと願うスタッフがたくさんいるから。ゆいの希では、大切な人とよりおだやかな関係で過ごしていただけます。

人生は「結ぶ」もの

残された時間を、深く味わいながら生きたい。そう思い始めた時、命には新しい輝きが宿ります。周りの人までも照らし、将来に渡って導き、支え続けるほどの力強い輝き。新しく宿った命の輝きを応援し、周りにもしっかりと伝えるために、出来ることはあるだろうか。それがゆいの希の始まりです。命に向き合って真剣に生きる時間は、まさに人生の「結びの一番」。私たちは、この時間を「結びの時」ととらえ、「結び」を作る家として「ゆ(結)いの希」と名付けました。日本には縄文時代まで遡る組ひもの文化があり、古来より日本人の死生観にも密接に関わってきました。たくさんの色糸が組まれて組ひもとなり、ひもが結ばれて美しい結びとなる様は、引き継がれていく命の流れそのもの。エントランスに掲げた組ひものオブジェはこの命の流れを象徴しています。ゆいの希で過ごして頂く時間が豊かな「結び」となるために。私たちはできることを探し続けます。

玉井 知英

「家族と過ごせる 第二の我が家

ゆいの希 代表
日本消化器病学会専門医・
日本肝臓学会肝臓専門医・認定内科医

玉井 知英

「家族と良い関係でいられること」が大切

人の幸せは人間関係の中にある、といっても過言ではありません。結びの時においては特に「大切な人とどんな関係でいるのか」が大切です。病気のために今まで通りの生活を送ることが難しくなった時、ほとんどの方にとって選択肢は「入院する」か「頑張って家で過ごす」か、の二つしかありません。入院すると医療者が側にいてくれる安心感がありますが、一緒に食事をするなどのご家族団らんの時間は少なくなってしまいます。ご自宅ではご家族で自由に過ごすことができますが、変化する状況に対応しながら家に住み続けるためには、覚悟と努力が必要です。また、逃げ場がないほど近い距離でいるとネガティブな感情も出やすく、家族関係が不安定になることもあります。ご家族と近い関係でいることができ、それでいて追い込まれることなく穏やかな関係でいられる場所。ゆいの希は、「病院」でも「ご自宅」でもない、いわば「家族と過ごせる第二の我が家」のような場所だと考えています。

適切な緩和医療が基本

安心して生活するためにはまず、適切な医療が受けられる環境が必要です。ゆいの希では、訪問診療・訪問看護をご利用いただくことによって、中心静脈ポートや胃瘻・人工肛門の管理、酸素吸入や痰の吸引、輸血などが可能です。痛みが強くなった場合は、麻薬による痛みのコントロールも行い、苦痛が強い場合は鎮静剤を使用することもできます。

総合力でサポートする

適切な医療が基本となりますが、医療だけでは病気と共に生きる方をサポートすることはできません。日常生活にお手伝いが必要な場合は、心のこもった介護が求められます。また、お住まいの環境が安全であることや、体調に配慮したお食事のご用意など、生活のサポートも大切です。そして、これまでどんな時を過ごし、何を大切にしてこられたかをご存知のご家族にしかできないサポートもあります。ご家族にいつも伴走し、必要に応じて適切な医療・看護・介護・そして生活の支援を行う。多くのスタッフが多方面から関わり、ご家族とともに総合的にサポートすることが、豊かな「結びの時間」につながります。

PROFILE

玉井 知英
CHIE TAMAI

ゆいの希代表。緩和ケア内科医師。平成14年大阪大学医学部医学科を卒業。兵庫県立西宮病院内科・大阪府立成人病センター(現大阪国際がんセンター)肝胆膵内科にて肝臓癌・肝炎治療に従事した後、同病院心療緩和科にて緩和ケアチームに所属。平成23年より玉井病院医師として勤務。
趣味 アロマセラピー・日光浴